6月8日(日)、高津地区少年消防クラブの結成式が開催され、26名のクラブ員が晴れやかな面持ちでスタートラインに立ちました。制服に袖を通した子どもたちの表情は、少し緊張しつつも、期待と誇らしさにあふれていました。
式典では、クラブ旗の授与や各団体の代表からのご祝辞、そしてリーダー・サブリーダーによる力強い宣誓が行われました。
🧯消防の本質にふれる言葉たち
ご来賓や関係者からは、心に響く言葉が次々と語られ、子どもたちも少し緊張しながら、真剣な表情で耳を傾けていました。
「火を消すことも大事だけど、人の命を守ることも大事なんです。」
— 藤原運営委員長
「自分の街は自分で守る。これが消防団の精神です。」
— 森消防団長
「命っていうのは一つしかありません。」
— 石橋子ども会連合会長
「クラブ員しかできないようなことを準備していきます。」
— 田邊消防署長
子どもたちに伝えたい本当の大切さ——命・地域・仲間。それぞれの言葉に、大人たちの願いが込められていました。
🗣クラブ員の決意
式のクライマックスは、リーダー小林さん、サブリーダー今井さんによる宣誓。
「私たちの街で子どもの火遊びによる火災をなくし、火の用心に努めることを誓います。」
真っ直ぐな言葉に、参加者の背筋も自然と伸びるような、頼もしさを感じさせる場面でした。
🚒同日開催!第1回研修でさっそく実践体験
結成式の後には、第1回目の研修も実施され、子どもたちは実際の体験を通じて防災の第一歩を踏み出しました。
- はしご車体験:高さ30メートルまで伸びるはしごに乗るという、非日常のドキドキ体験!多くの子どもたちが「高かったけど楽しかった!」と笑顔で話していました。
今回は5階ほどの高さまで上がり、記念撮影を行いました。 - ロープ結索訓練:実際の現場で使われるロープの結び方を、消防職員の方に教えてもらいながら挑戦。いざというときには、知っているかどうかで命が助かるかどうかの境目になるかもしれません。。。
- 消防職員による経験談:「昔、私も少年消防クラブでした」という職員のリアルな話に、子どもたちは興味津々。たくさんの経験談や全国大会の話にも、子どもたちは聞き入ってました。「自分も将来、誰かを助ける人になりたい」と語る声もありました。
🤝仲間とともに、地域とともに
今年度の活動はここから本格的に始まります。年齢の垣根を越えた仲間たちと、協力しながら学ぶ1年間。消防の知識だけでなく、命を思う心、地域を守る力も育っていくことでしょう。